先に答え合わせをしておきましょう。
クラスター: 感染者の集団
オーバーシュート: 感染者の爆発的拡大
ロックダウン: 都市封鎖
今回のコロナウイルスに関しては、だいたい上記の意味で使用されていると思います。
あと、「パンデミック」は、「世界的大流行」でいいですよね?
カタカナ英語はわかりにくい
河野太郎防衛大臣がツイッターで下記のような疑問を投げかけたとのことです。
「クラスター 集団感染 オーバーシュート 感染爆発 ロックダウン 都市封鎖 ではダメなのか。なんでカタカナ?」
人より少しは英語を理解できると思っている自分でさえ、クラスター、オーバーシュート、ロックダウン、、「えっ?」となって、調べましたよ。笑
ま、海外の表現に合わせているのかもしれないけど、日本国内の報道では、ちゃんと日本語を使ってほしいです。それか、最低限、併用。
でないと、若年層とか高齢者とかが理解しにくくなるだけでなく、我々、一般的な層も「クラスター、オーバーシュート、ロックダウン」と言われるよりも「感染者の集団、感染者の爆発的拡大、都市封鎖」と耳で聞いたほうがストンと理解できるはず。
今こそ命を守る行動を
最近は、マスコミなどメディアの反政府論調を真に受けてるんだか――ま、何も最近に限ったことでないし、テレビと新聞からしかメインに情報を収集しないとしたら仕方ないかもしれないけど――政府の対策に対し、批判的な人をかなり見受けます。
いろいろ思うところはあると思いますが、一番大事なのは、「命」です。
外出自粛要請の前に、「補償」の話が先だろ!と言われる方もいますけど、いやいや、「お金」よりも「命」じゃないですか?
お金も大事です、大事ですけど、自分、もしくは、大切な誰かを死なせてしまうリスクとお金は秤にかけられるものではありませんよね?
感染者の爆発的拡大(オーバーシュート)が起こって、医療が崩壊して、必要な治療が受けられなくなってしまったら、日本も欧米と同じになる可能性があるんですよ?
あのイタリアで火葬が追い付かず、びっしり並べられた棺の映像は本当に衝撃的で、胸をえぐられるような思いでした。
日本においても、本当にいま、ここで感染者数の増加を踏みとどまらせて、きちんと適切な医療が受けられる状態にしておかないと、あとでどれだけ後悔しても時間は巻き戻すことはできません。
信用してはいけないもの
テレビとか新聞、っていってしまうと、さすがにアレですかね笑。
オリンピックの延期が決まって、決まったとたん、東京都内の感染者数が一気に増えた、これは、政府や安倍首相、小池都知事が本当の感染者数を隠していたからだ!と思ってる人がけっこういるようです。
都内で感染者数が、前日の17人から41人に急増したんですよね?
つまり、前日比は、24人増。
この中には、すでに感染が確認されている人たちの濃厚接触者で新たに感染が確認された人たちも含まれているわけで、それらの人たちを含めない感染者数を仮に20名くらいとして、この20名のうち、政府や小池さんが隠していたのは、何人ですか?
この20人分の感染者数を公表せず、感染者数を少ないように見せかけたから、IOCのバッハ会長を説得できて、結果、オリンピックの延期を勝ち取ることができた、って言いたいんですか?
ちなみに、都内の人口、約1,400万人です。
都内の人口に対して、24名というのはどれほどの割合なのか、電卓叩いてみなよ!笑
それと、外出自粛要請するなら、3連休の前にすべきだったろ!という意見もたくさん出ているようです。
たしかに先週末の3連休、「自粛疲れ」など言われていたように、天気もよかったし、少し気が緩んで外出してしまった人もいましたよね。
では、3連休の前の都内の感染者数の推移を見てください。
3連休の前には、それほど、感染者数増えていなかったんですから、これで「外出自粛要請」したらしたで、補償が先だろ!だの、大袈裟だ!だの、、どのみち、文句タレタレで、自粛要請出ても従わない人も多かったかもしれませんよね?
偏向報道の見分け方
テレビや新聞で見聞きしてるとなんとなくそれが正しいことのように思えてしまい、いつのまにか、それが自分自身の考えや意見だと勘違いしてしまうこともあります。
でもそれこそ、マスメディアの思うつぼです。笑
正直、テレビや新聞といった日本のマスメディアの偏向報道は今にはじまったことではありませんが、自分が確認しているのは、誰が発信した情報なのか、です。
鳩山由紀夫元首相、小池都知事の週末外出自粛要請に「あなたは都民ファーストよりオリンピックファーストだったのだ」
蓮舫氏、小池都知事の緊急会見に「東京オリパラ大会延期以降に増え続ける都内の感染者…小池都政には不信感しかありません」
福島みずほ氏、小池都知事の外出自粛要請に「五輪延期が決定された途端に…態度が豹変」
似たようなコメントしてるコメンテーターも同じと思っていいと思いますよ。
(リンク切れ対策として、タイトルを追加しています)
番外編:オリンピックの延期とは
オリンピックの延期が決定する前に、すでにいろんな方面からオリンピックの「延期論」が出てたから、「延期」という対応が当たり前のように思っていたんですけど、そもそもオリンピックは、「中止」にはなっても「延期」されたことは過去の歴史において一度たりともなかったとのことです。
それを、安倍さんやオリンピック委員会や小池さんが「中止」ではなく、「延期」という歴史上初めての特別措置をIOCだけでなく世界各国にも承認させたんですよね?
日本のために、日本の経済のために、我々日本国民のために。
そして、そこには、世界各国からの日本に対しての「信頼」というものもあったからではないでしょうか?
東京オリンピックが「中止」ではなく、「延期」と決定されたことに、我々日本国民は感謝こそすれ、政府の陰謀だのとネガディブなことを言う道理はどこにあるんですかね?
ま、そういうことですよ。
「日本国民」は感謝し、称賛しますけど、しないのは、「日本国民」ではないってことじゃないですか?笑
日本国民のみなさん、外出自粛要請やらで、いままでの日常生活に少し余裕ができたのなら、この機会に、日本のこと、世界のこと、少し勉強してみてはいかがでしょうか。
都市封鎖?緊急事態宣言?
仮に、今後、都市封鎖や緊急事態宣言が出されるとしても、外出したからといって、警察官に棒で叩かれたり、羽交い絞めされて拘束されるようなことは、ここ日本ではありえませんから。笑
また、「外出自粛要請」という政府からの単なる「お願い」レベルであっても、日本国民の多くは想像力を働かせ、各個人ができるかぎりの努力をし、新型コロナウイルスの感染を拡大させないよう良識ある行動をとれるだろうと、個人的には信じて、期待して、、祈るような気持ちでいます。
自分一人が自粛を心掛けたところで、日本、ましてや、世界のコロナウイルス感染の拡大を抑えられるわけではありません。
でも、同じような気持ちを一人一人が、一人でも多くの日本国民が持つことによって、近い将来、この未知のウイルスから日本を救い、世界をも救うことになるやもしれません。そうあってほしいと強く願っています。
そんな中、、すでに桜も満開なこの時期に、今日(3/29)の季節外れの首都圏の大雪、、
今朝、窓の外の深々と降り積もる雪を見て、やっぱり日本は神のおわす国だと改めて実感しました。
まだしばらく我慢を強いられる日々が続くと思います。
でも、腐らず、塞ぎ込まず、イラつかず、、この新しい未知のウイルスを克服できるよう日本国民皆が同じ方向を目指して、いま、自分にできることを一人一人がやっていきましょう!
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