英語の「present」という単語には、時の「今」と、贈り物の「プレゼント」という意味があります。
一見、共通項のないように見える「今」と「プレゼント」がどうして、おなじ「present」という英単語で表されるのでしょうか?
アルクの英辞郎での「present」
「Present」という単語には、時の「今」と贈り物の「プレゼント」という両方の意味があります。
過去と未来、そして、「今」
「過去」というものは、すでに過ぎ去ってしまったものなので変えることはできません。
おなじように、「未来」というものも、これからのことなので何が起こるかわからないし、コントロールすることはできません。
つまり、あなたには、「今」のこの瞬間しかない―
という理由で、「今」この時だけが、あなたがあなたの意志で創り出すことができる唯一の「時」なのです。
だから、時の「今」のことを、「贈り物」とおなじ「プレゼント」と呼ぶのだそうです。
もうひとつ、「pre-sent」という観点で
追加として、「Present」という言葉をバラすと、「Pre-sent」になります。
「pre」という語源は、「あらかじめ・前もって」ということを意味していて、「sent」は、「送る(send)」の過去・過去分詞形で、「送られた」という意味になります。
ということで、「今(present)」というのは、前もって(過去から)送られていたもの、というところから、「送られたもの=プレゼント」という解釈になるそうです。
そこから、「今」のあなたは、「過去」のあなたからの「贈り物」なんだ、と。
こういった解釈から、「present」という単語が、「今現在」と「プレゼント(贈り物)」という一見するとまったく関連性がないように見える言葉がつながっているようです。
漢字もあって、意味のある言葉となりやすい日本語だけでなく、英語でも語源をたどっていくと、こんなふうに意味のある言葉になるようですね。
こうやって、過去の自分から今の自分にバトンが渡され、さらに今の自分から未来の自分にそのバトンを渡していく、、
だから、「今」を大事にしていこう、ということで、まとめとしておきます。
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