はぁー。読み終わったー。
なんで、数年前、初めて読んだときは、この本のおもしろさがわからなかったんだろう?
ということで、感動のあまり、この記事のURLは、「eiyu-no-sho」で取り直そう!と思ったんですけど、もともとは、「悲嘆の門」からの「英雄の書」の再読だったんで、もとの通り、連番方式にしました。
「英雄の書」
初読みでは、理解するのがむずかしかった、ということなのか、今回の「悲嘆の門」を読みはじめた上での「英雄の書」への戻りだったので、「領域(リージョン)」や「輪(サークル)」といった概念にやっと慣れてきたということなのか、、
といっても正直言えば、やっぱりすべての概念を完全に理解できたとは思えない。笑
でも、今までにいろんな本を読んできた中で、、それが「しゃばけ」だったり、「守り人シリーズ」だったり、それって、「物語」で本当に存在するリアルな世界ではないけれど、そこに出てくる人たちが、まるで本当に存在するかのように感じていた。
だから、宮部ワールドのそういうコンセプトにはちゃんと共感できて、初回よりも当然、気持ちの余裕をもって、読めたからかもしれない。
そういう意味では、その「領域」に入り込めたから、そしたら、そのストーリーはおもしろい以外の何ものでもないですよね。
読むスピードも速くなってくるし、病院や美容院など待ち時間が想定される場所は、いつもだとスマホがあれば十分なのに、マメに持ち歩くようになったり。笑
ただ、自分の手持ちにあるのは、上下巻が1冊になってるカッパ・ノベルスのほうだったので、デカいし重いし。笑
当時、たしか、単行本からカッパ・ノベルスが先に出たんですよ。読みたいなーと思ってた本だったので、買っちゃいました。
そう考えると、やっぱり文庫本の上下巻とか上中下巻は、本の厚さもそれほどにはならないし、携帯するには便利ですよね。
今後は、読んだあとの収納のことも考え、文庫本でそろえるようにしようと心に決めました。笑
現在は、カッパノベルスは出てきません。文庫本しかないようです。
「悲嘆の門」と「英雄の書」(ネタバレ注意!)
そう、「英雄の書」の最後でちゃんと書かれていたんだ、「ユーリ」が「狼」になることが!
そして、「悲嘆の門」で、狼になった「ユーリ」が登場した。
宮部みゆきさんの本って、「続編」になってないのに、「続編」っぽかったりすることがときどきあるんだよね。
ということは、宮部みゆきさんの本は、イマイチだなーと思っても絶対、ブックオフに持って行っちゃいけないってこと!笑
「悲嘆の門」
本当は、「英雄の書」が絡んでるってわかったとこで、いったん、読むのを止めればよかったんだけど、切りのいいとこ、、と思って上中下巻の、上と中、つまり、3分の2まで読んじゃったんだよね。笑
つまり、「英雄の書」を読み直そうと思った時点では、「悲嘆の門」は下巻の3冊目から読みはじめようと思ってたわけで。
でも、実際、「英雄の書」を読み終えて、少し迷ったけど、というのも、もうこの時期だし、ここから、「悲嘆の門」を最初から読み直したら、今年2018年は、これ以上、べつの本は読めないよなー、と思って。
(そろそろ、「十二国記」の「領域(リージョン)」にも戻りたいなー、とか。笑)
けっきょく、「悲嘆の門」、上巻から読み直しています。
そうすると、3分の2まで読んで、「英雄の書」も読んでしまったので、なんとなく、ストーリーの方向性が見えてきます。
なんとなく、、「コウタロウ、それはダメだよ!」と感じていたことの理由がわかってしまう。
たぶん、最初からいろいろ張り巡らされているであろう伏線みたいなものも、最初より敏感になっています。
「英雄の書」を読み直したことで、「悲嘆の門」も読み直すことで、このストーリーにもっと深い部分で共感できると思います。
ということで、読み終わったら、またコメントします。
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