ドラマ「精霊の守り人シーズン3」

今年の夏休みには、二つの録画番組を見ることをToDoリストにアップしていました。

いまさらですけど、「君の名は。」と、「精霊の守り人シーズン3」です。
(はい、「精霊の守り人シーズン3」もけっきょく、まだぜんぜん見てませんでした。笑

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とりあえず「録画」しておく

テレビで映画とかドラマがあるといちおう録画してます。あとで、時間のあるときにゆっくり見ようと思って。

でも、もともとそのオンエアの時間に見れなくて、録画しているわけだから、ふだんの生活では、なかなか2時間やそれ以上のまとまった時間を捻出することはできず、けっきょく、こういった夏休みとか、連休のときに、ToDoリストに入れて、無理やり見ます。笑

そして、結果から言うと、「君の名は。」は見たけど、「精霊の守り人シーズン3」は、半分残ってしまいました。
って、なんか宿題の終わらなかった夏休みみたいだな。笑

「君の名は。」

大ヒットしただけあって、さすがにおもしろい映画でした。

でも、細かな伏線とか、二度見しないとわからないんだって?
たしかに、「なんで?」ってとこはあったし。

時系列がおかしな感じは、最初からしてて(だって、最初の画面とその切り替えがつながってなかったから)、よくドラマとかで最初に、過去なり現在なり未来を見せといて、その過去なり現在なり未来をテロップの説明で追加してるパターンなのかと思って、その部分を見落としてしまったかと、2~3回、見直したけど、なんにも出てなかった。

その割に、そのことを完全に忘れて、最後まで見ちゃいましたけど。笑

でも、録画はまだ削除してないんで、もう一回見てみようと思ってます。
近いうちに、きっと・・・笑

「精霊の守り人シーズン3」

軽く見れるドラマじゃないから、ずっと大事に録っておいてました。
見てしまうと、自分の中の「守り人シリーズ」が今度こそ、本当に終わってしまう気がして。
だからって、見なきゃ意味ないし。笑

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見はじめる前から、この最後の「シーズン3」がいちばん重いのは想像ついたし、、っていうか、「精霊の守り人」自体がけっして軽いファンタジーではないし。
そうなんだよ、ファンタジーのくせに、重いんだよ、「精霊の守り人」シリーズも「十二国記」も。

いま読んでいる「悲嘆の門」と「英雄の書」での、「物語」は、単なる「物語」ではなく、「実在」しなくとも、「存在する」というコンセプトが実感できてしまうんだよね。

「精霊の守り人シーズン3」の前半

原作だと2作目にあたる「闇の守り人」が出てきます。
この「闇の守り人」は、2作目であるにもかかわらず、この「守り人」シリーズにおいては、バルサの要のストーリーです。

バルサにとって、親の仇(ジグロも含め)のカンバル王国のログサム王がドラマ化にあたっては死んでなかったのは、この「シーズン3」のためでした。(原作では、早々に死んでしまった設定で、恨む相手がすでにこの世にいない中での「闇の守り人」だったので)

ドラマ化にあたり、「守り人」シリーズとして存在するストーリーを再構成したそうです。でも、その作業には原作者の上橋菜穂子さんもかかわっていたそうなので、原作の解釈自体を変えてしまうことにはなってない。

「精霊の守り人シーズン3」の構成について

テレビドラマ化の構成としては、ログサム王が生きていた、という原作とのちがいがあるだけで、けっして悪くはないと思う。
ロタとカンバルの同盟が、ここに原作では早い段階で昇華していたバルサとジグロのストーリーをもってくることで、正直、より劇的になったかもしれない。

しかも、ドラマ化だからと新しいストーリーを追加したのではなく、もともと原作にあったストーリーの順序を少し変えただけだから。

ただね、原作では、心に闇を抱えたままのバルサが「精霊の守り人」でチャグムを守ることによって、少し変わってくるんだよね。
それで、チャグムが王宮に戻ったあと、バルサは、故郷であるカンバルに戻る決心がついたわけ。

そして、「闇の守り人」で、ジグロと対峙して、ジグロの気持ちがわかり、バルサ自身の心の闇の重荷をやっと下ろせたわけ。
そして、下ろせたあとで、(ドラマでは第二部の)アスラとチキサに出会うから、二人を助けることになるんだよね。
だって、あのタンダですら、この二人のことは諦めようとしてたわけだから。

それが、あの「精霊の守り人」のころの、幼かったチャグムから、いまの皇太子チャグムになるまで何年?(って、原作にあったかな?)、10年までは経ってないかもしれないけど、それなりの年月が流れたわけですよ。

つまり、原作の順番を(いや、時系列である、とは書かれてないか? 十二国記も時系列ではないし)変えることによって、もっと早くに浄化されてたはずのバルサの魂が浄化されないままだったのは、ストーリー構成うんぬんじゃなく、「物語」として、バルサがかわいそうだな、って。

ま、この自身の存在価値というテーマは、表現方法こそちがえ、「しゃばけ」の一太郎も直面する問題です。
というか、人類共通のテーマなんでしょうね、きっと。
そして、ここに心を留めるということは、自身もそのテーマを抱えている、ということなんでしょうね。

と、順番が変わることに少しこだわりがありましたけど、そういうことを踏まえたうえで、ぜひ、原作本も読んでみてください。
TVドラマとはちがった観点や新たな感動があると思います。

守り人シリーズの全巻については、こちらを参照してください。

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また、このリンクから、シリーズすべての本を確認できます。

ということで、後半はまだ残ってます。
ここまでくると、見終わってしまうのがすでに残念に思えてくるけど、近いうちに、見てしまうつもりです。

「精霊の守り人シーズン3」の後半の感想はまたそのときに。

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