いま読んでいるのが、十二国記のエピソード7『華胥の幽夢』、その前に読み終わったのが、同じく十二国記のエピソード0にあたる『魔性の子』、そして、その前に読んだのが、今回書いているしゃばけシリーズ第15弾の「おおあたり」でした。
やばいよー、早く書かないと忘れちゃうよーと思いつつ、なかなか時間が取れませんでした。
しゃばけシリーズも15冊目!
最初のころは、刊行済みのしゃばけシリーズをどんどん読み進め、あるところから追いついて、以降は、基本的に毎年一冊ずつ発行されている文庫本待ちをしています。
ということは、しゃばけシリーズって、本当に毎年一冊ずつ発行されている?単行本が文庫本化されている?と思い、調べてみました。
ウィキペディアにありました、下のほうですね。
一年に一作品ずつ、という理解でほぼOKだと思います。歴史を感じました。笑
しゃばけシリーズ、3つめの記事です
このブログを始めた時点では、すでに毎年一冊ずつの発行を待つ身だったので、記事としては3つめ、3作めです。
といっても、前回は、一覧記事とまとめてしまってましたね。てっきり書き忘れていたかと焦りました。笑
「おおあたり」
この「おおあたり」の前に読み終えたのが、「図南の翼」でした。
期せずして、「子供」続きで。笑
といっても、しゃばけの一太郎も最近は、縁談話も出るようないいお年ごろになってきたんですけど、なんででしょう?
病弱だから?なんか、いつまでも子供のままで、まるでサザエさんみたいな感じがします。笑
そして、この「おおあたり」には、表題の「おおあたり」にはじまり、、
・長崎屋の怪談
・はてはて
・あいしょう
・暁を覚えず
と5つのショートストーリーから成っています。
しゃばけの魅力
今回の「おおあたり」でいえば、「大当たり」というと、なんかいいことのイメージが先行しますが、「大当たり」してしまったがゆえの、やっかいさであったり、そこに見える真実であったり。
そして、しゃばけシリーズの主人公は、たしかに、一太郎こと、若だんなであるにもかかわらず、一太郎以外の登場人物が主役になるストーリーも多いんです。
一太郎の幼なじみの栄吉や、妖の獏、貧乏神、仁吉と佐助、、
そして、最後の「暁を覚えず」だけが、若だんなが主役のストーリーです。
こういうストーリー構成がしゃばけワールドを確固たるものとし、我々読者にとってイメージしやすくなっているんでしょうね。
しかも、今作品で改めて気づいたのは、「しゃばけ」にはミステリーの要素が強くあること。
たとえば、コナンだと、毛利小五郎の代わりに、コナンが謎解きをしたりするけど、しゃばけでは、病弱で自らあまり動けない一太郎に代わって、あやかしたちが調べものをしてくれるという。笑
なかなか賢いんですよ、一太郎は。笑
そして、今回の意外な発見は、一太郎「命」の仁吉と佐助が、実は最初から仲が良かったわけではないという4つめのストーリーの「あいしょう」がけっこうおもしろかったです。
それでも、目的や目指すもの、大事にしたいものが同じであれば、わかりあえるんだよね、という、、
と、無理くりまとめてみました。笑
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