しゃばけシリーズの感想

しゃばけシリーズ第1弾の「しゃばけ」を初めて読んだのはいつだっただろう?
すごいおもしろくて、刊行されていた数冊を一気に読み、その後は、毎年出る新刊の単行本がその翌年に文庫化されるのを待って、読み重ねてきました。

「しゃばけ」をひとことで言うと、、その昔、まだ妖(あやかし)たちが人間に紛れて生活していたころの、人間と妖の物語です。

主人公の「若だんな」こと「一太郎」は稀にみる虚弱体質で、自分も体が弱く、「若だんな並み」と笑われていたので、とても親近感があります。笑

そして、その一太郎を過保護すぎるほどに守る、兄やの仁吉と佐助は最強の妖たちです。笑

スポンサーリンク
スポンサーリンク

しゃばけシリーズ第13弾「すえずえ」

しゃばけシリーズ第13弾だそうです。
こんなに長く、楽しませてもらえるとは思っていなかったです。

タイトル「すえずえ」は、きっと「末々」だよね。

若だんなも相変わらず体は弱いんだけど、そろそろ年頃になり、嫁取りの話が出てきた、というのが今回のストーリーです。

若だんなが住まう長崎屋の離れは、妖たちの憩いの場となっているので、もし、若だんながお嫁さんをもらったら、居場所がなくなると、若だんなのお見合い相手たちにいたずらしてみまり、、それでも、今後のことを考えて、自立生活をはじめようとする妖たち。笑

そして、人間の何十倍も長生きの妖、仁吉と佐助は、若だんなの祖母である妖狐おぎんに、こんごの決断を迫られ、2人が出した結論は―

しゃばけシリーズ至上、今回のストーリーは、仁吉とおぎんの「仁吉の想い人」以上に泣けました。

しゃばけシリーズ、ベスト3

ちなみに、しゃばけシリーズの自分のお気に入りのストーリーベスト3は、

『ぬしさまへ』収録の「仁吉の想い人」(短編)
『ちんぷんかん』収録の「はるがいくよ」(短編)
『うそうそ』(長編)
※ それぞれのリンクは下にあります。

鳴家(やなり)かわいー!ペットにしたい!はおいといて、「しゃばけ」シリーズは、寿命の長さがぜんぜんちがう二つの種族、人間と妖のストーリーなので、ところどころ、いのちのはかなさが取り上げられています。

今年の年末に刊行されるのは

「なりたい」です。

単行本から文庫化まで一年のギャップは長いけど、やっぱり、単行本は置く場所に困ってしまうので、毎年、文庫本になるまで待ち続けています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました